今回はブレーキフルードについてです。
ブレーキフルードも他の油種類同様に劣化していきます。
経年劣化していきますと徐々にブレーキ性能が低下していきます。
ですので当店では2年に1回(主に車検時)に交換しております。
ブレーキフルードは劣化していきますと色が変色していきます。
新品の時は主に無職透明ですが、劣化していきますと黄色から茶色、黒色となっていきます。
では劣化するとどうなるのか
ブレーキフルードは吸湿性があります。
経年劣化により過度の吸湿によってブレーキシステムに錆を生じさせたり、ゴム製のブレーキホースの劣化を進行させる場合があるほか、ブレーキフルードの沸点が低くなります。
ブレーキフルードの沸点が低くなるとベーパーロック現象が起こりやすくなります
ベーパーロック現象とは
ブレーキで発生する熱によりフルード(ないし取り込まれた水分)が沸騰して気泡が生じることです。
こうなるとブレーキフルード内にエアが混入しているのと同じになり制動力が落ち極めて危険な状態になります。
ですのでブレーキフルード交換は車検時に必ず見積もりに入れていますので交換をしてください。
宜しくお願い致します。